軽キャンピングカーで旅に出るということ
この夏に長い休みを取って、行ってきた軽キャンピングカーでの旅。
夢のキャンピングカー / インディ727
軽キャンピングカーという限られたスペースの中で旅をするということは、どこか少年の頃の秘密基地を思い出すようなワクワク感に満ち溢れ、訪れたい名所、一度は目にしておきたい絶景、その地方の旬なご馳走、とにかく行きたい場所へどこにでも行くことができる。そんな道具。
興味はあるけど、なかなか手が出ない。それがキャンピングカーの現実
アメリカの広大な大地を大きなトレーラーハウスを引きながら、旅をするのも憧れもするけれど、夜が更けてしまえば、飲んで寝るだけというのは変わらない。
それならば、いつかやってみたいと悶々とする夢を抱き続けるよりも、いっそ軽キャンピングカーで日本中を走り回ってやれ!何事も経験と勢い余って購入したというのが動機。
キャンピングカーでの旅の醍醐味って
今回は、相棒のミック(パピヨン♂5歳)と諸国漫遊の旅は、40歳の青年(中年)を多くの人と出会わせてくれたのは相棒のおかげといって間違いない。
また、街の人からいろいろと声を掛けていただくことが多いのも一人旅ならでは。
どこから来たの?昨日はどこいった?明日はどこ行く?旨いもん食ったか?そんな話から出てくるのは、やはり、「この車の中どうなってるの?」「最近こういうキャンピングカー流行ってるんでしょ?」とか、「中見せて!」とか。このインディどこでも大人気。あまり一人旅というか、孤独感は不思議となかった。
バイクでツーリングを経験したことがある方は、わかってくれると思うが、ツーリングの醍醐味のそれに近い。
バイクツーリング旅先での会話スタートのパターン。
- 相手のバイクのジャンルが同じ
- ナンバーが同郷
- てんこ盛りのキャンプ道具
- 北海道ツーリスト経験者しかわからないホクレンの旗(今は有料らしい)
- さっきも同じ場所にいた
上記の5パターンに一つでも該当すると会話スタートするのがバイカーのコミュニケーション。
キャンピングカーでも全く同じでした!!www
まずキャンピングカーの人とはすぐに会話が始まります。今回だけでも10人くらいのキャンピングカーオーナーと会いました。またバイカーの人もテント暮らしの人も声かけてくれます。今回は流石にホクレンの旗は見ませんでしたが、だいたい観光地だと行動パターンも同じになるので、同じ人たちに出会うことはよくありました。
こういった一期一会の出会いそのものが自分にとっての良い刺激でもあり、スパイスであります。こんな歳の取り方ステキだなぁとか、こんな夫婦なら幸せだろうなぁとか。
人生それぞれではありますが、家でぼーっとしているだけでは、まず感じることはできない、また、ただ街で会うだけでは感じることがない会話がキャンピングカーを通じて生まれる。それがキャンピングカーの醍醐味であり、乗ってみて初めてわかったことでした。
これからキャンピングカーに思うこと
キャンピングカーをもっと多くの人に知ってもらいたい、良さを知ってもらいたい。そんな風に感じるようになった。誰かに与えられた観光をするのではなく、自分で興味をもったところに足を運んでほしい、その地で会った人に地元の人たちが愛するものを感じてほしい。
そんなことを胸に秘めつつ、軽キャンピングカーを広めていくことをやっていきたい。
インディ727 実燃費公開!
今回の放浪の旅で実際に走った区間と実際の燃費です。
【走行距離】433.7km
【給油】27.41L
【燃費】15.82km/L
【走行距離】327.0km
【給油】27.0L
【燃費】12.11km/L
【走行距離】202.4km
【給油】15.56L
【燃費】13.01km/L
【走行距離】325.9km
【給油】22.01L
【燃費】14.81km/L
【走行距離】215.7km
【給油】13.93L
【燃費】15.48km/L
9月17日 大分県中津市~熊本県玉名市(R500~長崎市経由)
【走行距離】432.2km
【給油】25.51L
【燃費】16.94km/L
【走行距離】422.6km
【給油】27.41L
【燃費】15.42km/L
【走行距離】462.5km
【給油】27.05L
【燃費】17.1km/L
【走行距離】376.7km
【給油】23.36L
【燃費】16.13km/L
【走行距離】424.7km
【給油】24.68L
【燃費】17.21km/L →今回の燃費最高記録
【走行距離】277.7km
【給油】20.05L
【燃費】13.85km/L
【走行距離】330.0km
【給油】26.25L
【燃費】12.57km/L
【走行距離】179.4km
【給油】11.66L
【燃費】15.39km/L
【走行距離】518.5km
【給油】31.19L
【燃費】16.62km/L
四国、九州地方は比較的一般道で止まることが少なく、速度も50キロ~60キロ前後で走行していたので、燃費が伸びました。峠越えなどの山間部では、かなり3速を多様する過酷な走行ではありましたが、下りでその分稼ぐことができたでしょうか。
実際、これだけの重量を背負って平均15キロ前後で走行できるのはかなり魅力じゃないでしょうかね。
白川郷でカムロードのおじさんにあって話ししてましたけど、やはり7キロくらいしか走らないといっていたので、5000キロ近く走った今回の旅では、かなり節約ができたのではないでしょうか。
放浪の旅 ~完結 最後はくるみそば
下呂温泉で、早朝から足湯に入り出発。
朝から足湯でサッパリしたところで、目的地を信州上田に設定。
お目当てのおそば屋さん。
以前一度来たことがあり、唯一記憶に残るおそば屋さんだったので、寄り道してよってみた。
土曜日ということもあるが正午頃だったので、駐車場は大混雑。
店内も混雑していたが、すぐ呼ばれ、相席だったが席につけた。
頼むのは、名物くるみそば。
土曜日だからなのか、中盛り・大盛りはご遠慮ください。(-_-)大盛りなら二つ頼んでください。(-_-)。まぁ値段的には変わらないんでしょうけど。とりあえず1人前。
このくるみダレが絶妙で、めんつゆでのばしながらいただきます。
くるみの甘みがなんともクセになってしまったのですが、1人前。普通のお店の大盛りくらいはあるので、結局おなかが満たされてしまい、ごちそうさまでした。
今の時間は12時30分ごろ。埼玉の自宅まで検索したら6時間ちょっとの検索結果が出たので、このまま帰っちゃおうとなりまして、満腹感とともに碓氷峠のダウンヒルっw
さすがにおぎのやの釜飯は、満腹感のため寄る気にもならずw。
途中、休み休み走りながら無事に21時ごろ帰宅することができました。
総走行距離、5300キロ。ひたすら下道を走り続けてきましたが、やはり下道の旅はいいもんです。旅先で出会った人たちと話ができること、そこで教わった観光地や各地の名産品をいただきながら次の目的地を決めながら、放浪するというのは、本当に自由で贅沢な時間でした。
放浪の旅 ~24日目 白川郷・下呂温泉
9月29日。24日目を迎える。急に冷え込む。10℃下回る寒さで、さすがに安物の寝袋では寒くなってきました。また、1日中冷蔵庫で冷やしていた関係でサブバッテリーの残量があまりなく、ヒーター途中で泊まりました。
今日は、白川郷でゆっくりしたかったので早めにスタート。
九頭竜湖のほとりで景色が良かったので、写真を1枚。
で、道路の脇にびっしりとコケがあるので、ちょいと失敬して、紅葉の苗木に移植!
あら素敵♡。早くポットから味のある鉢へ移してあげないと♪
結構山道も慣れました。遅いだけです。非力なだけです。後ろの方お先にどうぞでイライラもしませんね。
走ること4時間。ついに来ました白川郷
完全に観光地。 白川郷orz
国道から誘導にしたがって吸い込まれたのは、公営の駐車場。1,000円('Д')
ちょっと欲出しすぎじゃないですかね。コレ。しかも観光客が海外の方だらけ。声デカすぎ。もう少し西欧の方々みたいにスマートになってもらいたいです。
観光地ですね。もう少し自然な感じの佇まいを期待していましたが、ちょっと期待ハズレ。地元のお母さんに話を聞くと、ここいらはやり過ぎたって言ってました。五箇山の方がゆっくり見れるよってことだったので、今度は五箇山にしようと思う。
雪景色も見てみたいですが、やはりこの緑のなかの合掌造りの屋根っていうのが日本って感じがしていいじゃないですか。
唯一ゆっくり見れたのが、明善寺。拝観料が必要なためツアー客はあまりいません。
この白川郷で最大の建物であり、中には昔ながらの農機具などが並べられていたり文化財が数多く展示されている。ただ、1回で囲炉裏がありその煙が上に上がっていくのでかなり燻されますww。
中で、写真を1枚とってくれますが、そのお姉さんに英語でどこから来たって言われたときは笑いました。
水がとにかくキレイで、あちこちに流れる用水路はもうこのまま飲めるんじゃないかってくらいの透明度。
こんなところに悠々と泳いでます。イワナですかね?しかも1匹2匹じゃなくて、池の鯉みたいに大量に泳いでます。
塩焼きでもいただいてくればよかった。と後から思いました。。
いいですね。この黄金のカーペットと茅葺屋根。
昔、TVで消防法の関係でもう新築はできないとか聞きましたが、あちこちに消火栓が設けてありました。やはりこういう建造物は火の用心ですね。
下呂温泉
さぁ旅の締めくくり下呂温泉。ゲロってことから街のあちこちにカエルがいますww。
日本の三名泉と称される下呂温泉。
城崎もよかったけど、こちらのが好きかも。
とりあえず、タクシーのおじさんによさげな温泉を聞いたところ、幸乃湯を教えてもらったので、ひとまずお風呂へ。
http://yu-meguri.jp/sachinoyu/0
その後、ミックの散歩がてら街を散策しているとあちこちに足湯があり、そこでいろんな人と話してました。
聞くと、けいちゃんというのがここら辺の名物らしく、近くの居酒屋へ行くことに。
お友達できましたが、ちょっと引き気味かww
というわけで、下呂温泉また来たい温泉の一つですね。
良いところです。ちょうど止めていたパーキングの向かいがワンコも泊まれる旅館って書いてあったので、たまにはそういうところも悪くないかと思いました。
放浪の旅 ~22日目 源光庵、龍安寺
京都・源光庵にて
9月26日 22日目。京都にて、源光庵を訪ねる。
ここには、戦国時代の武将、伏見桃山城で徳川方の鳥居元忠が石田三成と交戦し、多くの兵が自刃した際についた血が天井に残っています。これはその当時の床を天井に使用しているため、甲冑のあとや、手、足跡がくっきりと残っています。
しかしここの有名なものは、悟りの窓と迷いの窓。
左の丸い窓が悟りの窓。右の四角い窓が迷いの窓。最初は、この迷いの窓には目もくれず、悟りの窓だけ見てぼーっとしてました。迷いがないのかしら。
この悟りの窓の真ん中。ずーっと見てると吸い込まれそうな感じしませんか?
中庭もとてもよくぼーっとしてるだけでも心が落ち着きます。
龍安寺。
ミックさん、ここも車でお留守番。京都はなかなか一緒に回れないのが気の毒ですが、まぁ仕方あるまい。
例の石庭である。15個あると言われて数えるが、なかなか見つからず。一番右端にぺったんこの石があって全部で15個。石庭も見事だったが、この土壁にくぎ付けになっていた。
見事なコケ。なんかコケ、シダは日本の庭に欠かせないってことに気づきました。
やはり、道の駅小田で買った紅葉の盆栽にはコケを合わせよう。
ってことで、ぐるーっと順路通りに回って終了。
ここも外国の方が多い。メジャーなとこはゆっくり見れないのがあきませんな。
放浪の旅 ~18日目から20日目までダイジェスト
18日目 比叡山延暦寺
やはり京都にきたら1度は行きたい延暦寺。名高い僧を輩出したと同時に長きにわたる将軍家との確執など、歴史で学んだ際に数多く目にした寺院。
しかし、なぜか写真をほとんどとっていない*1
快晴だったこともあり、とてもキレイな夕暮れを味わうことができた。
京都の夜景を比叡山より
19日目 高野山金剛峰寺
遍路の結願ができてから一度も行くことができていなかった、高野山。
山深き道を行ったさきに現れたのは、さまざまな仏閣だった。
この旅のおかげで何も見れていない。再放送しないかしら。
三鈷の松も見ることができたが、葉先が3つになっているのは見つけられなかったw。
そんななか、街で目にするのが「高野まき」
お腹すいている私は、お店のおばちゃんに高野まきってどんなの?って聞くと、あんこでもなんでもなく、高野槇(こうやまき)であることが判明。「高野巻き」ではない。
普通にあんこの和菓子を創造していた自分はがっくり
20日目 実相院
左京区にある実相院。床紅葉が有名なお寺。
ただし写真撮影はNG。床に映し出された紅葉は、青くきれいに映し出されており、秋は真っ赤な床に映ることでしょう。しかと胸に写しておきました。
だいぶ、建物が傾いていて、ちょっと倒れそうに感じるくらい。
実は初の金閣
なんですけど、もう外国人だらけ。写真撮ってさっさと退散。
建物も金ピカなんだけど、あまり建物に興味がわかなかったのが正直な感想。
とにかく人が多い。もう嵐山といい、ゆっくり見れないのが苦痛。たぶんもう来ない。
と、次の日は、玄光庵、龍安寺を訪ねたが、まとめは明日に。
*1:+_+
放浪の旅 ~16日目 城崎温泉
9月22日(金)今日はかねてより来たかった城崎温泉へ。
野々村県議がよく足を運んでいたことにされていた城崎温泉ww。
以前から小説などいでよく目にすることからいつか来てみたいと思っていました。
温泉もそうですが、やはり街並み。
情緒あるわぁ
古くからの温泉街で、桂小五郎が身を潜めていた宿があったり。
温泉はパスを買うと7か所どこでも1200円で入り放題とか街ぐるみで温泉街を盛り上げて行こうという感じがします。
そんな数あるなかで選んだのが、御所の湯。だいぶ奥のほうに位置しますが、露天風呂がいいと聞いたので、入ってきました。
泉質は良好。とても雰囲気がよかったのですが、温度が熱め。あまり長時間入れなかった。
今回、各地の温泉を巡ってきていますが、ちょっと商売っ気を感じてしまいました。
800円はちょっと高いです。まぁ今回あちこち回ってあまりの安さにちょっと間隔がおかしくなってるのかも
昨日は、出雲大社へ行ってました。
やっぱりすごい。
放浪の旅 ~14日目 門司港から本州へ帰還
早くも2週間が過ぎてしまいました。
このところ移動距離が半端ないのですが、明日までは移動距離多めです。
九州に別れを告げるため、門司港へ
あまりゆっくり観光できずにいますが、今日はふと目に留まった門司港でちょっとレトロな雰囲気を味わってきました。
なんか紙芝居してます。
話しは聞いてないので内容はよくわかりません。なんか島がどうのこうの言うてました。
港を中心に栄えてきた門司港は、やはりどことなく横浜や神戸、長崎のようなちょっとおしゃれな感じで、レンガ造りの建物や倉庫が多く残っています。
どうやら焼きカレーがイチ押しのようでしたが、スルーして、フグの唐揚げ食べる。
ちょうど、遊覧船が出発して、歩道の桟橋がガコーンとオープンしてました。
いろいろ活気を出して盛り上げてるようですが、平日ということもあり、人は少ないですね。
萩へ抜けて、秋芳洞を見に行きたかったのですが、どうしても明日朝イチで出雲大社へ行きたいので、今回はパス。萩の市内でお洗濯して夕方になってしまいました。
そこから、200キロ。今日も良く走りました。
お風呂に困り、国道を走るがなかなか見つからず。google先生が湯屋温泉を教えてくれ、ギリギリセーフ。
これまた地元の人しかいない温泉。つくりはこじんまりとしたお風呂ですが、地元の人らがとてもやさしい人ばかり。こう付き合いは都会では感じることができないんですよね。
明日は、神様の元締めへ挨拶いってきます。
ほのぼの道中記
北九州までの道中。
私『あなたは犬ですよね?』
犬『・・・。』
私『もう少し犬らしくできませんかね』
犬『zzz。スヤスヤ』
犬の自覚ゼロ。
あしビョーン
放浪の旅 ~13日目 やっときた神之國 高千穂峡
道の駅で、朝5時頃トラックのアイドリングで目が覚める。
なんでわざわざソバに来るんだよ。まったく。トラックエリア行け!
うるさいからノックしても起きやしない。冷凍車ならともかく、平ボディなのに。これだからトラックの運転手は云々いわれるんだよ。まったく。この業界においていた身として、ほんと情けない。
まぁ朝から揉めてもつまらんので、耳栓して寝た(片方ミックに食われて、うんこから出てきたので片側のみw)
青島神社・鬼の洗濯岩
道の駅都城にあった宮崎の観光案内を見ていたら、青島神社と鬼の洗濯岩があり、寄れそうなところにあったので立ち寄ってみた。
自然にできたって、なんでこんな規則正しくできるのでしょうか。
きちんと整列し、同じ間隔で同じくらいの大きさの岩。大自然の力ですね。
神社の雰囲気も、南国な木々たちのおかげで、なんともエキゾチックといいますか、楽しい雰囲気にかわるものですね。
今回いろいろな神社へ行き、いろいろな狛犬見てきましたけど、ここの狛犬は何か様子が違う気がする。耳がとがっていて、猫っぽいというか狐っぽいというか。。
日南海岸は、この青島より南らしく、今度来るときはゆっくり南下しよう。
願いが叶うクルスの海
京都で教えてもらったクルスの海。
叶うって字を寝かせた感じで見えるのかな。
本当に景色の良いところで、しばらく写真とってました。
願い叶うといいですわ。
いつか来たいと思っていた、高千穂峡
ぐんぐんと山道を上がっていきます。絶景!
てか、橋の上からだと結構コワイww
さぁ到着。
そこで見たものは
ドロ水('Д')
楽しみにしてきたのに。
台風の影響で全然ダメ。増水のためボートも出ず。まぁボート出てもこの水じゃぁね。
また、来なきゃならん。
なんか、このままでは終われないので天岩戸神社へ足を延ばすが、17時を回ってしまい、御朱印はいただけず。
すごく良い木の香りに包まれ、森林浴をさせていただく。
その後、福岡まで爆走し、阿蘇山は真っ暗で何も見えず。
遍路仲間に会って、焼肉ごちそうなってしまったww
さすがに400キロ下道で走るとシンドイ。
さぁ萩をみて再び京を目指すか
放浪の旅 ~12日目 九州最南端鹿児島へ
9月18日(月)台風一過。雲ひとつない快晴に迎えられた。
絶景、鹿児島
見て、この雲一つない青空。透き通った青い海。居合わせた地元のカップルと話しをしていると、昨日台風はほとんど影響なく、あっという間に過ぎ去っていったのだとか。
穏やかな景色。こういう景色を見てるだけで1日を過ごせそう。
鑑真記念館
鑑真和上。歴史の授業でやった程度しかしらなかった。
奈良時代、仏教で国を治めようとしていたため、僧には納税の義務を課さなかった。納税を逃れるため、自ら僧を名乗るものが多く仏教は次第に荒廃していったのだとか。
そんな状況をみた聖武天皇は、中国の高僧を日本に招致し窮状の打開を図るため、栄叡、普照の2人を遣唐使として派遣し、鑑真へ頼んだのがきっかけとなる。
5度目の渡航でやっと日本へ渡り、唐招提寺を創建したのは有名な話。
そんな5度目の渡航でたどり着いたのがこの坊津(ぼうのつ)秋目(あきめ)にあたる。
5度の渡航の最中で病を患い視力を失った鑑真が日本で見たものはなんだったのだろうか。
知覧特攻平和会館
鑑真記念館から走ること約1時間。
知覧にある特攻平和会館についた。第二次大戦後期に創られた陸軍航空隊の訓練校。戦況の悪化に伴いその姿は、特攻隊の出撃地として変わっていくことになった。
特攻隊の戦死者1,036名のうち、439名もの優秀な兵士たちが出撃の前日に三角兵舎で家族にあてた手紙が数多く展示されており、その手紙に多くの来場者は涙していた。
母親あてに書いた手紙には、国のために征ってきます。と力強い毛筆でしたためられているなかに、子としての感謝や残す者への希望などが込められており、今の世の中では想像することができないほどの精神力をもった先人が沖縄の海に散っていったのだろう。
したためられた手紙は、どれも達筆で高校生が到底書けるような文字ではなく、学問においてもとても優秀であったに違いない。当時のパイロットは、戦場の花形であり、難関を突破した優秀なものしか飛行機乗りにはなれなかったのだとか。
この知覧を舞台にした映画に「ホタル」や「俺は、君のためにこそ死ににいく」などがあり、この旅を終えたら是非ともこの映画を見てみたいと思う。
今、なお煙立ち上る桜島
知覧を後にし、雄大の桜島を眼前で見たく港へ出た。
数分おきに大きな噴煙を上げる桜島。おじさんの話ではしばらく静かだったがこのところ元気だと笑っていたww。
そのおじさんにとんかつを食っていけと教わったので鹿児島中央駅そばにある「川久」へ。
黒豚ロースカツをいただく(1900円!)ちと高い。
昨日晩飯食わなかったから、まぁいいやと。
脂がジューシーでウマい。やっぱり豚は脂がウマいとたまらん。
ペロッとたべて、今日のさいごはさいごうどん。
これだけ。もう少し見るところがあるのか期待していたけど、時間も遅かったため、ちょっと拍子抜け。写真だけとって、都城へ向かう。
都城温泉
決して新しいわけでもなく、風呂が多いわけでもない。地元の人が多く集まる湯治場。すごく優しいお湯でお肌すべすべになります。
各地の名湯に入ること12日目。どうやらこの旅で肌がきれいになってきたらしく、すこぶるお肌の調子がいいのを実感ww。
良いお湯いただきました。
明日は、高千穂峡へ。
放浪の旅 ~11日目 台風をやり過ごし鹿児島へ急ぐ
9月17日(日)。台風18号がいらっしゃった。ずいぶんとスローペースになり、当初午前中には通過している予定でいたのだが鹿児島に上陸したのが11時30分ごろ。
うーん今日は完全に終わった*1
でも、大分からまっすぐ鹿児島へ向かっていたら、間違いなく今日は宮崎あたりで直撃をくらっていたに違いない。ナイスジャッジだったと自分を褒めたいww
そんな中、長崎の先達に甘えっぱなしで結局昼までごちそうになってしまった。
昨夜もいろいろな話ができて、本当に楽しい充実した長崎を過ごさせていただきました。
雨が落ち着いて出発したのが14時ごろ。原爆資料館は必ず寄っていくように言われ、恐る恐る足を踏み入れる。
長崎原爆資料館
今、地球上を騒がせている某半島の黒電話の方に是非見ていただきたい。昨今安倍政権化において右だ左だ議論が活発になって、これからの日本のとるべき方向はどちらなのかと本当に考えさせられるものだった。
右左どちらがいいかは置いといて、唯一の被爆国としての役目は大きく、同じ過ちを繰り返してはならない。核というものが恐ろしく悲惨なものであることには違いないのだから。
館内は撮影NGだったので、外観のみ記録として写真に収めた。
ちょっと気分的に落ち気味になるが、気を取り直して、鹿児島へ向けて出発。
その距離360キロ( 一一)。さらにテンション下がる。
暗すぎ。
今日は、シャッターを切ることもなくただひたすら九州の地をひた走り、1時過ぎにようやく道の駅「きんぽう木花館」へ無事到着した。
明日は、知覧特攻平和会館へ足を運ぶ。
これまた、複雑な思いを感じながら、今の自分と真摯に向き合うことになるのだろう。
ふと夜空を見上げると、大きな流れ星を見ることができた。
1日の疲れがフっとかるくなった瞬間だった。
*1:+_+
放浪の旅 ~10日目 台風18号の襲撃
台風18号が九州に直撃。予定を変更して長崎へ避難。
以前、遍路のときにお世話になった方のお宅へご厄介させてもらうことになりました。
到着後、雨がまだ降る前だったので、近所の観光に連れて行ってもらいました。
コレが軍艦島
海岸線からハッキリみえます。
約4キロ程度しか離れていないらしく、夕日がきれいに映える絶景のロケーション。カメラもってシャッターチャンスを狙ってくる人も多いのだとか。
今回のベスト温泉はココに決定か!?野母崎炭酸温泉Alega軍艦島
この温泉、加温加水一切なし!のぬるーい炭酸温泉風呂があるんです。
約31度。最初は冷たいというか、温水プール程度の湯温しかありません。このお湯出れないんですよ。気持ち良すぎて。いつまでも入っていられます。眠れます。かなりここのお風呂だけ人口密度が高いです。
なかなかこの湯温のお風呂はありそうでないので、すごくいいです。
ちょっと家の近所でもないか探してみようかと思います。
その後、長崎ちゃんぽんをごちそうになり、夜景を見に
世界新三大夜景 稲佐山
三脚でしっかりとればよかった!
ちょっと手ぶれが気になりますが、キレイな夜景。稲佐山にはホテルが立ち並んでおり、さぞお高いんでしょうけど。
いつかまた来てみたい!長崎